アウトドア用の「フリース」とは?定番ブランドとメンズコーデ

冬と言えばフリース!温かくてもこもこしていて、着ているとなんだかほっこりした気持ちになります。冬の季節には欠かせない魅力的なフリースですが、そもそも「フリース」って何?どんな素材?どんな性能?アウトドアのフリースの特徴に注目してみていきましょう。また定番のフリースブランドや着用シーンに合わせたフリース選びのポイント、フリースの種類、フリースを使って仕上げる様々な冬のコーデについてご紹介します。

記事の目次

  • アウトドアアウターといえばフリース!押さえておきたい特徴
  • アウトドアのフリースを選ぶ3つのポイント
  • 【薄手】一枚あると何かと便利!定番フリースブランド2選
  • 【厚手】暖かくて気持ちい!定番フリースブランド3選
  • フリースの上級コーデ!アウトドア感を出さないのがポイント
  • タウンもアウトドアもフリース1枚でしっかり完結!

アイキャッチ画像出典:Pinterest

アウトドアアウターといえばフリース!押さえておきたい特徴


 
冬の定番アイテムフリース。フリースと言えば暖かさを思い浮かべるけれど、他にはどんな特徴があるのでしょうか? 暖かい理由は? 一般的にフリースとは、ポリエステル素材でつくられた起毛素材の繊維のことを言います。

特徴として真っ先に思いつく「保温性」、意外に知られていない「速乾性」、着ていて軽い着心地の「軽量」、着ているとふわふわして気持ちのよい「肌触りのよさ」、そして結構伸びる「伸縮性」、汎用性や保温性が高い割には「リーズナブル」などの特徴が挙げられます。
 

 
こうしてみるといいこと尽くめのフリース。ですがデメリットも押さえておきましょう。おうちで洗えるフリースですが、毛玉ができやすく静電気も起きやすい素材です。静電気が起きやすいわけですから燃えやすい素材になります。
アウトドアのシーンでは火を使用することも多いので、最近はアラミド繊維を用いた難燃性のフリースも開発されています。次に「速乾性」「保温性」「伸縮性」「中間着としての活用法」に注目してみましょう。

重ね着でもアウターでも使える万能アイテム


 
意外と知られていないフリースの「速乾性」。フリースはポリエステル素材で作られている為、水分を素早く外に放出することができます。アウターとインナーの間に空気をため込むことによって、中間着としても優れた性能と暖かさを兼ね備えています。

軽いのに保温性はバッチリ!


 
防寒着を着ていると、”なんだか肩が凝ってしまう”そんな経験はないでしょうか?フリースの場合一般的な素材はポリエステル素材で、軽量、保温性も抜群です。フリース素材が暖かい理由は、繊維に空気をため込むことにより、冷たい外気を遮断し保温された状態をキープします。

伸縮性があって動きやすい


 
アウトドア用につくられているフリースは、活動の妨げにならないようにストレッチ性を高めてあります。フリースの厚みやつくられた目的にもよりますが、同じフリースと呼ばれるものでも特性があります。

衣服内のムレを逃がしてくる吸湿性


 
フリースは大きく分けて、行動時の着用に向いたテクニカルなもの、普段着向きのカジュアルなものがあります。
この『テクニカルなもの』は毛足の短いものが多く、また「吸湿性」があります。行動時の水分(汗)を素早く吸収し、素早く発散、水分を外へ出してくれる機能です。この性能は体温コントロールや使用時の快適さにも繋がるポイントです。

 

アウトドアのフリースを選ぶ3つのポイント


 
アウトドアフリースを選ぶ際、ポイントについて考えてみましょう。大切なのはフリースを使用する目的、当然ながら着心地、着用時のコーディネートを考えたデザイン性。使い方をしっかりイメージすることで、お気に入りのフリースをGETしましょう。

着用シーズンに合わせて選ぶ


 
そもそも、私たちの生活の中にフリースが定着してきた出来事を覚えているでしょうか?人気のファストファッションブランド、ユニクロのフリース販売開始がきっかけです。カラーバリエーションも多く安いユニクロのフリースはコスパも高く、あっという間に私たちの生活の中に浸透、定着していきました。
 

 
街中でもフリースを着用する姿が多くみられますが、本来フリースはアウトドアのアイテムとして多く用いられてきたものです。着用シーンを考えた場合「速乾性」「保温性」「伸縮性」などの機能は、アウトドア仕様のフリースにはかないません。アウトドア仕様のフリースは、『テクニカルシリーズ』『カジュアルシリーズ』に分かれています。

着心地で選ぶ

本来アウトドアの目的でデザインされたフリースは、機能もさておき動きやすさの面からみても着心地のよいものになっています。アウトドアを前提に「速乾性」「保温性」「伸縮性」の機能を考慮されたアウトドア用のフリースの着心地は一味違うものです。様々なタイプのフリースがあるので、お好みの着心地も大切なポイントの一つとして考えていきましょう。

合わせるアウターやウェアのデザインで選ぶ

アウトドア用のメンズフリースも負けてはおらず、デザイン、カラーバリエーション共にかなり豊富。着用シーンを念頭に、お手持ちのアイテムと相性の良いフリースを選びましょう。
 

 
ポイントはフリースのデザイン(カタチやカラー)、素材の厚みなどを考慮して選びましょう。ミドルレイヤーとして活用を考えている場合やには、薄手のアンダー、ミッドなどとして着用する場合には薄手のフリースを選ばなくてはいけない場合もあります。またお手持ちのアイテムとコーデを考えている場合には、相性の良いカラーや着回しの効くカラーがおすすめです。

 

【薄手】一枚あると何かと便利!定番フリースブランド2選

patagonia(パタゴニア)


 
フリースをアウトドア商品として初めて採用したブランド、パタゴニア。
一枚あると実は大活躍する薄手のフリース。定番の人気ブランドから、実用性の高い薄手のフリースをご紹介します。
パタゴニアの製品はクオリティも高く、暖かさもお墨付き。

また環境活動にも積極的なブランドで、フリースの原料にはリサイクルペットボトルを使用するといった徹底ぶりが伺えます。

R1フルジップ・フーディ

様々なシーンで活用されることを想定されつくられたR1ミッドレイヤー。注目すべきはポーラテック・パワー・グリッド素材、伸縮性や耐久性が実現された格別なモデルです。

パタゴニア R1フルジップ・フーディ

THE NORTH FACE(ノースフェイス)

もう一つは不動の人気を誇るノースフェイス。ファッショナブルなデザインと実用的な性能が支持を集めています。

マウンテンバーサマイクロジャケット

環境に配慮されたリサイクルフリース素材、保湿性の高いマイクロフリース素材を採用。暖かいのに静電気を抑える、静電ケア設計が施された実用性抜群のフリース。

ITEM
マウンテンバーサマイクロジャケット
重量:250g(Lサイズ)
Fabric:
VERSA Micro 100(ポリエステル100%)<肩部分>NORTHTECH Cloth ECO(ナイロン100%)
Function:
軽量で優れた保温性を持つマイクロフリース素材を採用したジャケット/肩部分布帛補強
Color:
(TB)TNFブルー、(PG)パパイヤオレンジ、(WM)ワイマラナーブラウン、(UN)アーバンネイビー、(K)ブラック

【厚手】暖かくて気持ちい!定番フリースブランド3選


 
フリース素材に一番に求めるものは暖かさです。他にはない充実した暖かさを実現してくれるのは、ポーラテック素材。この素材のすごいところは幅広いテクスチャー感、毛玉ができにくい等、技術を駆使した高品質のフリース素材。実用性だけではなくデザイン性も充実しています。また、裏地がついて防風性が高められたタイプ、毛足の長いタイプ、撥水加工が施されたタイプなどがあります。

Columbia(コロンビア)

クラークドームジャケット

襟を立てて着られるデザインがポイント、ナイロン裏地付き防風性も高いフリースジャケットです。

ITEM
クラークドームジャケット
重量:935g(Mサイズ)
素材: 表/ボアアーチャー(ポリエステル100%)、裏/ナイロンタフタ(ナイロン100%)、中わた、マイクロテンプ(ポリエステル100%)

Marmot(マーモット)

 シープフリースジャケット

毛足の長い素材を使用してつくられた高機能のフリース。滑らかな肌さわりがクセになります。メッシュの裏地付きで通気性抜群。

ITEM
アウトドア トレッキング タウン
素材:表地/ポリエステル100%、裏地/ポリエステル

patagonia(パタゴニア)

R2テックフェイス・フーディ

軽量で驚くほどコンパクト、保温性と透湿性に優れ幅広いシーンでの使用を想定、デザインされた本格的なフリースです。表面は撥水加工が施されています。

パタゴニア R2テックフェイス・フーディ

フリースの上級コーデ!アウトドア感を出さないのがポイント

フリースを活用する上で欠かせないフリースのコーデ。アウトドアブランドのフリースですが、アウトドア感を出し過ぎるのはNG。アウトドアフリースを使ったさりげないコーデがおしゃれのポイントです。

ダウンジャケットと合わせたコーデ

寒い冬には欠かせないダウンジャケットとフリースのコーデ。もこもこして野暮ったくなりがちですが、すっきりまとめることで魅力的なコーデに。ダウンジャケットの中からチラッっと見えるフリースが、さりげなく素材感をアピール。

 

 

タートルネックなどのかっちりとしたウェアと

寒い冬に首元をガードするタートルネックとフリースジャケットのコーデ。組み合わせるアイテムが違うだけで、仕上がりのイメージがシックにきまります。
 

 

素材感を生かしたシンプルコーデ

フリースの素材感を活かしたコーデに挑戦!フリース独特のもこもこ感をうまく取り入れることで、シンプルでシックなコーデが出来上がります。人気のアークテリクスのフリースはさりげなく独特の素材感をアピールします。使い勝手の良いフリースベストは、パタゴニア、コロンビア、モンベルなどのブランドが豊富です。
 

 

タウンもアウトドアもフリース1枚でしっかり完結!


 
フリースも活用シーンによって選ぶ形や生地の厚みが違ってきますが、一枚持っていれば活躍すること間違いなしのアイテムです。提案させていただいたフリースコーデを参考にしていただければ、活躍のシーンもグンと広がります。実用性、デザイン性、機能性に優れたアウトドアのフリースを使って快適なメンズコーデを実践していきましょう!

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