部屋がコンパクトなほど窮屈さを感じさせない家具選びやレイアウトが大切!

決まった広さで快適に過ごすためには、広さに合った家具や収納を選ばなくてはいけません。とはいえ、効率だけを考えた無機質な家具では、部屋で過ごす時間を楽しめません。そこで、省スペースに合う効率のいい家具でありながら、オシャレな部屋になる家具選びやレイアウトのアイデアを見てみましょう。
省スペースな家具や収納を選ぼう
省スペース家具の代表的なものとして、ロフトベッドがあります。子供の家具という印象が強いロフトベッドですが、まとめ方次第では大人の男性の部屋でもしっくりきます。秘密基地のような雰囲気は、部屋を有効活用するだけでなく癒される空間づくりに一役買ってくれます。
角に配置できるシェルフやすき間に設置できる収納などでデッドスペースを活かそう
デッドスペースをいかに有効活用するかで、部屋を広く使えるか否かが変わります。デッドスペースに合う家具や収納がなければ、シェルフや収納をDIYするのもおすすめ。隙間にピッタリ収まったときの感動はひとしおですよ。
奥行きを意識して生活導線を確保しよう
コンパクトな部屋では、家具のレイアウトが悪くベランダが使えなくなったり、窓が塞がってしまったりすることがあります。しょうがないケースもありますが、少しの工夫で生活動線を邪魔しない部屋作りは可能です。ベランダが有効活用できれば、部屋はもっと広く見えます。奥行きを意識して、家具をレイアウトしてみましょう。
ワンルームではシェルフでベッドを区切るというアイディアも
ワンルームの場合、「寝室が来客に丸見えになって恥ずかしい」「生活空間と区切りがなく、寝るときに落ち着かない」という悩みが出てくることがあります。そんなときは、シェルフで間仕切りをすると悩みは解消します。部屋が狭く、間仕切りをすると圧迫感があるなら、低めのシェルフにするか、隙間を作って完全に空間を仕切ってしまわないなどの工夫をしましょう。
部屋のスペースを有効活用!おすすめインテリア

出典:PIXTA
コンパクトな部屋を最大限過ごしやすい部屋にするには、家具選びが重要になります。今以上に部屋にゆとりをもたせたいなら、今すぐ部屋の寸法を測ってあなたの部屋にピッタリの家具を探してみましょう。友達を呼びたくなる、オシャレな部屋ができあがりますよ。
ベッドは収納もセットになっているタイプが便利!
ベッドは、部屋の中でも一番広いスペースを要します。それだけに、ベッド下の空間は大きな収納スペースになるので、有効に使わなくては損です。今使っているベッドに収納がついていなければ、クリアケースやボックスを活用して、収納スペースを確保しましょう。
これからベッドを購入するなら、大容量の収納を備えたものがたくさん出ているので、ベッド選びの際に選択肢に加えてください。
ITEM
収納付ベッド 跳ね上げ式 セミシングル
サイズ:幅83cm×長さ207cm×高さ80cm
カラー:ホワイト・ブラック・ナチュラル・ブラウン・ウォルナット
折りたたみベッドも空間を広々と見せてくれます!
ベッドは家具の中でも一番のスペースを使うので、寝ていない間はもったいないスペースになります。そこで便利なのが折りたたみベッドです。ただし、折りたたみベッドは、品物次第でお部屋のインテリアを邪魔することがあるので、選ぶ際には注意が必要です。畳んで置いていても、ダサくならないものを選ぶと快適な部屋作りができます。
ITEM
山善 布団も干せる 折りたたみ すのこベッド
重さ:23kg
サイズ 幅104×奥行208×高さ55.5cm
材質:本体:スチール(粉体塗装)床板:積層材(ラッカー塗装)
作業台にも使えるキャスター型の収納はレイアウトらくちん!
キャスター付きの収納は、どこにでも置けるのがメリットです。1人の時は手が届く場所に置き、お客さんが来たら他の部屋へ移動する、といったこともできて便利。お部屋だけでなく、キッチンや洗面所など収納が必要な場所に置いて使いましょう。
ITEM
キャスター付き スチールワゴン LBT-3
重さ:6.4kg
サイズ:幅46×奥行38×高さ81cm
材質:スチール
すき間に配置できる収納棚はデッドスペースをなくしてくれます!
コンパクトな部屋で収納に困るのが、コミックやDVDではないでしょうか?部屋が狭いから手放そうかと悩んでいるなら、すき間を使って収納できる棚を使ってみましょう。通常のチェストなら置けない場所にも、家具と壁などのすき間を使って収納できます。
ITEM
すき間収納ラック【GaP】ラック本体
サイズ:幅15cm×奥45cm×高さ178.8cm
材質:パーチクルボード、中密度繊維板(MDF)、プリント紙化粧合板
カラー:ダークブラウン、ホワイト、ナチュラル
ハンガーラックで壁面を活かそう!
壁面を上手く使えると、収納は格段と楽にできます。よく使うジャケットや帽子、バッグなどは壁面のハンガーラックに掛けて収納すると、室内がゴチャゴチャしません。また、突っ張りタイプで棚が付けられるものは、本立てたりや雑貨をディスプレイしたりできるので、賃貸でも傷をつけずに壁面を十分に活かせます。
ITEM
ハンガーラック 木製 幅80cm RTRW-8120
重さ:13kg
サイズ:幅80×奥行19×高さ200-260cm
材質:フレーム・ハンガーバー:スチール(紛体塗装)パネル:合成樹脂化粧繊維板(メラミン) 仕様
カラー:ブラウン・アイボリー
間取りや部屋タイプ別にまとめました!家具配置のレイアウト例
具体的に、どのように家具をレイアウトすればいいか分からないなら、ここで部屋作りのヒントを見つけてください。お部屋の広さや間取り別に、おすすめのレイアウトをご紹介します。
コンパクトめ(8畳以内)な一人暮らし用間取り
両サイドにベッドとテレビボード配置するのは、6~8畳の部屋のレイアウトとしては定番。シンプルな配置ですが、どんな部屋にもしっくりくるのでおすすめです。個性を出したい場合は、家具にこだわると一味違った部屋に仕上がります。ランプや間接照明で遊んでみるのも、部屋の雰囲気をワンランクアップさせます。
ロフトベッドを活用し、趣味の空間や収納を一部にまとめると、リビングスペースが贅沢に使えます。テレビをPCにしてコンパクト化すれば、テレビボードも不要になり狭い部屋でも十分快適に。1人の時間を有意義に過ごしたい、仕事の疲れをゆっくり取りたいという人にはおすすめのレイアウトです。
リビングと寝室を、ワンルームの中で上手く区切った素敵なレイアウト例。間仕切りに使うシェルフは、低めでオープンなデザインなので圧迫感がありません。
広々とした一人暮らし用間取り
ワンルームでも、広さがあれば部屋の中間で間仕切りをすると、室内を分割して使えます。ただし、間仕切りをガッツリ入れすぎると、部屋が狭くなりますし圧迫感が出てしまいます。写真のように、間仕切りの中間部分をメッシュにするなどして、スケルトンにすると部屋を狭く感じません。
家具を部屋の隅に揃えることで、中央に広い空間ができると、コンパクトな部屋でも広く見えます。レイアウトを考えるときは、空間があるともったいない気がするものです。しかし、部屋作りは空間作りと言います。いかに空間を上手く作るかどうかで、部屋の快適さが変わってきます。
レイアウトを考えるときは、家具の配置と同じだけ空間を作ることを心がけてみてください。お部屋はもっと広く見えるようになりますよ。
家具のレイアウトでは、どうしてもベッドを奥に持っていきがちですが、発想を変えてみるのも素敵なお部屋作りのキッカケになります。上記写真のように、大きな家具を部屋の手前に配置し、奥には広い空間を作りリラックススペースに。昼間は、窓を開ければより広いお部屋に見えますし開放感も抜群です。
コンパクトめ(8畳以内)なリビングルーム
狭いリビングでは、ソファとテーブルの位置が決まってしまうことがあります。そんなときは、空いているスペースに1人用のチェアやハンモックを置くと、おしゃれ感がプラスされます。間接照明を上手く使えば、個性的なのにくつろげるお部屋に。狭い部屋には、大きめの鏡を置くのも、空間を広く見せるテクニックです。
壁掛けテレビは、コンパクトな部屋では有効に使えるアイテムです。狭いリビングなら、テレビを壁掛けにすると、テレビボードが不要になり広い空間が実現できます。上記の例のように、家具のテイストと高さを統一すると、クッションや雑貨が多くてもお部屋がスッキリと見えます。
家具を、リビングの角に集中的に置いても、家具の色味を合わせればゴチャっとした感じが無くなります。また、家具の間にグリーンを置くのも、部屋の雰囲気をよくするアイデアです。
広々としたリビングルーム
リビングだからといって、ソファーとテーブルが必須ではありません。ソファーの代わりに、ビーズ系のクッションやハンモックを置いて、家族がそれぞれ好きな場所でくつろぐのも素敵です。
L型の存在感のあるソファーは、広いリビングだからこそ置けるアイテムです。男前のインテリアにするには、使用するウッドを濃い色にして、他の家具はアイアンや黒を選ぶと失敗がありません。
リビングが広ければ、DIYで小上がりを作ってダイニングにすると、リビングからの眺めがオシャレになります。広さを活かして大きな家具を設置すると、狭い部屋では実現できない雰囲気が楽しめます。
コンパクトめ(6畳以内)なベッドルーム
コンパクトなお部屋には、高さの低いベッドがおすすめ。ベッドの存在感が大きくならないので、部屋が広く見えます。寝室では、ベッド以外の家具をシンプルにするのも、部屋をスッキリ見せるコツです。
狭ければ、逆に部屋いっぱいベッドを置いて、寝室を充実させる方法もあります。コンパクトな部屋にはコンパクトな家具という考え方では、快適なお部屋ができないことがあります。どこか一点を重視して、ゆとりを持たせるとメリハリのあるレイアウトになります。
ベッドの頭上にカウンターがあると、寝るまでの時間を充実させられます。マグカップや途中まで読んだ本や雑誌など、置けるスペースがあるのは便利です。観葉植物を飾れば、寝室が一気に癒される空間になります。
広々としたベッドルーム
寝室を広く取れたら、思い切ってベッドのみを置くと北欧感いっぱいの寝室が完成します。ぐっすり眠ると仕事のパフォーマンスも上がるので、睡眠に集中できる部屋は欲しいものです。テレビもチェストも置かず、贅沢な空間で王様のように眠ると睡眠の質も上がりそうですね。
寝るときは和室が落ち着くなら、小上がりを使ってそこをベッドルームにしてみましょう。ベッドフレームがなければ、小上がり部分は客間にもリラックススペースにもできます。毎日、旅館のような雰囲気で眠れるのは贅沢ですよね。
囲まれた空間をベッドルームにすると、人は安心して眠りにつけます。上部には壁掛けタイプのテレビを設置すれば、眠りにつくまでテレビや映画を楽しめます。窓の広さを調節することで、開放感ある寝室にもできますし、完全に囲まれた安心できる空間にすることもできます。
部屋のインテリアは空間を活かした家具や配置を

部屋は、広ければいいというものではありません。快適に過ごすには、広さや間取りに合った家具の配置をすることの方が重要です。あなたのお部屋に合った家具を購入し、配置にこだわって部屋作りをしてみましょう。ずっと居たくなる、あなたらしい快適なお部屋が出来上がります。
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